
たんぽぽ保育園
令和7年2月
浜松学院大学短期大学部1年生
今回の保育実習が初めての実習だったため、とても緊張していましたが、子どもたちの可愛らしさ、保育者の方々のたくさんのお気遣いや優しさに救われ、12日間を終えることができました。最初は、0歳から5歳児クラスを順番に回らせていただき、その後は2歳児クラスで実習をさせていただきました。最初は、年齢によっての違いや何ができて、何ができないのかなど、全てが分からない状態だったのですが、順番にクラスを回っていくにつれ、子どもたちの発達過程の移り変わりを間近で感じることができ、とても感動しました。それぞれのクラスに特徴があり、子どもたち一人ひとりの性格や能力、発達の違いなど、個性を大切にし、保育者の方々が援助をしている姿を見て、感銘を受けました。子どもたちが自分を受け入れてくれるか、とても不安で怖かったときもありましたが、自分から積極的に言葉掛けをしに行くと、それに応えてくれて、一緒に遊ぼうと言ってくれる子どもたちがたくさん居て、とても嬉しかったです。日々の部分実習では、主に手遊びや絵本の読み聞かせをやらせていただきました。実際に子どもたちの前で活動してみると、導入の仕方や、子どもたちのまとめ方、絵本の読み方、子どもたちとの位置関係など、注意するべき点が多々あることを知りました。保育者の方々がどのように行っているかを見せていただき、参考にしていく中で、スムーズに絵本を読むことができる回数が多くなり、自分の成長に繋げることができたと思います。30分、時間をいただいて、2歳児クラスで行った部分実習では、指導案の書き方と振り返りについて学びました。自分が責任を持って子どもたちの活動を行うという大きなプレッシャーもありましたが、子どもたちが楽しい雰囲気を感じられるように、笑顔は忘れずに活動を行うことを意識しました。実際に活動を行ってみると、予想もしていなかった子どもたちの行動があり、焦ってしまった自分が居たり、上手くいかなかった部分もあったり、普段の保育者の方々の活動を進める大変さを身に染みて理解した時間でした。指導案を書く段階で、できる限りの予想をしておくことが重要なのだと学びました。そして、実践して、ここが良かった、ここは良くなかったなどの振り返りを行い、次の活動に繋げていくことが大切なのだと感じました。たくさんの反省はあったものの、活動が終わった後に、子どもたちが「楽しかった!またやりたい!」と私の元へ言いに来てくれたときはとても嬉しかったです。子どもたちのために活動で使うものを作ったり、指導案を悩みながら書いたりした時間は無駄ではなかったと思えた瞬間でした。実習を行い、反省をし、”明日はこんな言葉掛けをしてみよう”、”明日はこうやって絵本を読んでみよう”、”保育者の方はこうやっていたな”など前日に学んだことを翌日に実践してみることを目標に日々努力しました。ときには、保育者の方々のように上手く子どもたちをまとめることが出来ず、悩んでしまうこともありましたが、保育は全てが計画通りにいくとは限らないという重要なことを保育者の方々から教えていただきました。どうすれば良いのか悩んだら相談することも大切であるし、上手くいかなかったことは改善し、次に繋げれば良いことを知り、保育者になるための重要な知識を増やすことができた良い機会となりました。子どもたちと共に楽しみながら学び、自分の経験値が上がっていく過程を感じることができた貴重な時間を過ごさせていただきました。12日間という短い期間ではありましたが、今回の保育実習で学んだことを生かし、素敵な保育者になるために、これからも日々精進します。たくさんのご指導ありがとうございました。